どうもべっちょです。
6月の下旬から続いてた仕事のまとめがようやく一段落したので、「何故そのイベントに取材行ったのか」を解説。

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これは「MONOバスが走るとか…絶対ネタになるやろ!」と超安易な考えで編集長に談判して記事にしたもの。
「これはよいMONOだ」は絶対に入れると決めていたのに追記前の文章に入れ忘れたのは内緒な。広報の方に自分で連絡しながら編集長に逐一報告して万全の態勢で取材に行った意欲作。危うくバスに乗れないところだったのは都営三田線と都バスが全面的に悪い。累計15分は遅れた。
後述のISOT記事内でも少し触れたが、ブング・ジャムの他故さんが隣席になったのは本当に偶然。トルコに居たはずの文具王がプレス先行乗車日(先行乗車日に電話したので微妙に間に合わなかった)にMONOバスに乗ってる動画をアップしていたので「文具王ワープしてる説」で多少盛り上がった。
ちなみにMONO消しゴム50周年セットは追加生産の予定は無いとハンドメイドインジャパンフェス2019のトンボ鉛筆ブースに居た担当者の方が断言していたので、もし見つけたら迷わず買おう。俺も結局まだ買えていない。






ISOT2019記事の第一弾。
記事内にも書いたけど、ISOTを取材するためにイベント探訪の企画を提案したので他の記事と熱量が違う。取材前日まで高熱が出ていたが気合いで直した。
日本文具大賞は1記事で独立させるというのは元々構想していたので、この1本目に関しては割とスムースに書けた。
プロダクトを深読みするのが趣味なので非常に面白いが、単なる感想文になりそうなのが怖かった。かといって詳細なスペックを載せるのも何か違うしそこだけは苦労したけど楽しく書けた。






ISOT2019記事2本目。ここからが苦しかった。
元々「7月上旬までに3~4本上げる」という草案だったが、どのようにカテゴリを分けて紹介していくかを考えたり、高熱で動けなかったりが重なって2本目から既に7月後半に突入する体たらく。
刃物関係、事務機器でとりあえずカテゴライズする苦しいまとめでやり過ごす。カール事務器の製品に関してはもっと深く掘りたかったが、元がカール事務器マニアなので深掘りしすぎると他メーカーとの差別になってしまうのである意味苦しかった。カール事務器の部分をもっと書けと言われたらあと2000字は書ける自信がある。定圧バネに関しては機会があればバラして中身を見てみたい。あとTwitterの中の人のお話をお伺い出来たのは大きな収穫だったが、アカウント運用方針などが中心になってしまったので泣く泣くカット。パンフのデザインが可愛いのが気になったので聞いてみたらやはり中の人デザインだった。本人もホンワカしててイメージぴったり。
カシオに関しては軽減税率対応電卓を撮り忘れたのは痛恨だったがS100を紹介出来たのは良かった。
NTカッターに関してはA-300というマスターピースがあるのでそこを軸にすると書きやすかった。名刺をもらっていないので記事公開の連絡できず。記事に間違いがあったらごめんなさいとしか言えないが連絡出来ないので仕方がない。
3Eグループの製品については、ブースではウルトラマンキーボード推しだったが、個人的にテンキーレスキーボードは選択肢にすら上がらないどころか、「コンパクトにするために安易にテンキーを無くした妥協の産物」だと思っているので「刺さる人は買えば?」というテンションになってしまった。そこは主観が入ってしまったので反省している。
有機ELライトについては素直にかっこいいと思ったのでプッシュした。コンパニオンの方はTwitterアカウントも無いので紹介出来なかったのはちょっと残念。
ThinkWiseはOEM中心なのでどう紹介すべきか迷ったが、メーカー名とサンワ取り扱い商品だけピックアップ。「SSLページでない中国メーカーのHP」は色々と載せづらい部分があるので載せず。色んなアームを出していてモノは良いだけに残念。





最初はヤマト軸で行こうと思ったが、広報の方と行き違い(ぶっちゃけるとあちらの伝達ミス)になり、広報の方とは電話とメールでのやりとりだったので各製品について深く聞けなかったのはかなり痛かった(ブースでは写真を撮ったぐらい)。もう少し各プロダクトを深く掘りたかった。中途半端な紹介になってしまい読者の方には申し訳ないと思っている。特にChigiruシリーズに関してはしっかりと聞きたかった。メモックロールを常時使っているのが幸いして文字数は稼げたのがせめてもの救い。
宇高さんは安定したメーカーだし非常に取材しやすかったし、「これがおすすめ」とかそういうテンションで紹介する製品も無いので紅白帽軸で書きやすかった。楽天のリンクを貼ると不公平になるのであえて貼らなかったが、メーカーのHPから飛べます。
和泉化成さんはISOTのブースに出ているのが意外だったが、おかげで「普段キャンドゥとかで買ってる書類ケース、ほぼ和泉化成さんやで」という紹介で入れたのが楽だった。
ライバルの山田化学さんが青海展示棟の国際雑貨エキスポ(ISOTと同じイベント群)に出ていて同じホールでバッティングしなかったのが良かった。山田化学の製品については詳しくないので。
TWSBIについてはどうしても紹介したかったし、下品な話をするとPVを稼げる話題のメーカーだったので取材できて良かった。もう少し色んな文具店や雑貨店で取り扱いが増えるともっと話題になるのでがんばってほしい。





この記事に関しては、積み残した丸辰さんは絶対に紹介しないといけないし、シュナイダー(ドイツ読みではスナイデル)は海外オシャレ文具枠として、謎の海外ブースに関してはネタ的に使えるので素材は揃っていたが、呉竹さんを軸とした書道の話をしなければ文具ライターとしてのキャリアを積む以上絶対に書かないといけない(毛筆、和紙文化消滅の危機について何故か他の文具ライターが誰も取り上げていないので使命感があった)し、そこを外すと綺麗に纏まらないので構成に非常に苦労した。
呉竹さんに記事公開の連絡を差し上げて返信が来た際に、自分と同じこと(毛筆文化の衰退)を仰っており「自分の書いたことは間違っていなかった」と自信を持てたので結果的には満足。
ZIGや完美王だけ取り上げて「色かわいい~♪」というだけの薄っぺらい記事には絶対にしたくなかったのであえて完美王の分量は少な目、ZIGについては全く取り上げなかった(他のライターが書くと思っていたし実際その通りだった)のが結果的に良かった。
「絶対に伝えなければいけない肝」を理解してもらったのでこれからの原動力になった。

ISOTについては文具の潮流を見る上では非常に重要なイベントなので、連載・単発問わず毎年記事にしたいと思っている。
「大手メーカーが年々減っている」ことについては色々と他のイベントでお話をさせていただいた大手メーカーさんの話を聞いていると暗澹たる気持ちになるが、何とか良好な関係に戻ってほしい。同日に単独で別の会場で展示会を行うメーカーが何社もあったようだが、イベントをピックアップして取材だけする俺みたいな人間と違って(ロット数とか聞いたりしてたけど)、文具問屋、小売店が同日に色んな場所をハシゴするのは不利益だし不経済だし何一つ良いところが無いと思う。
あと、一般人への批判に繋がるので記事には書かなかったが、事務局が文具PRサポーター枠で一般の文具好きを50人招待していたのだが、プレスが撮影していたところに割り込んだり一カ所のブースに頂上固まったりであまりマナーが宜しくない方が何人か居たのは残念だったのでこれは次回以降の課題だと思う。

という感じでISOT雑感は終わり。



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取材申し込んだ段階では「どうやって記事にしよう…」と迷っていた行き当たりばったり記事。ハンドメイドというとアクセサリー、服飾が中心なのでどうしようかと思っていたが(つまり完全に見切り発車である)、ビッグサイトに着いて「DDTプロレス」の文字を見た瞬間に杞憂に終わった。
レジンのエキスパート、ニケルxpさん、真面目に笑える作品を出していたARAI METAL WORKS、寄せ木文具のくらふと宮野など、バラエティに富んだハンドメイド作品を紹介出来たので非常に良かった。トンボのABTも紹介する機会が欲しかったので助かった。
課題としては「プロダクトに夢中になりすぎて2割ぐらいしかブースを回れなかった」というところに尽きる。素材が多いので次回以降は改善したい。あの規模だと1つの記事にまとめる形にすべきではないかな。




最近の記事の雑感はこのぐらいか。

来月のイベント開催上記がコミケに押されて低調気味なので取材先に困っているが、体調が万全でないのでイベント探訪以外の企画も考えておこうかとも思っている。

というか13000ぐらい入れてたPASMO落として非常に落ち込んでる